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2007年01月23日

カラスの文化文明?@新潟:カラスの空中投下

カラスの文化文明?@新潟:カラスの空中投下

正月明け、西港の釣りの帰り道、新潟歴史博物館の近くの路上をうろうろしているカラスを見つけました。
このカラス、口にあるものを咥えていました。
何だと思いますか?

答えはクルミです。

釣り友は海岸に打ち上げられたクルミを集めて食べているそうですが、信濃川や阿賀野川の河口に住むカラスも同じようなことをしています。賢いですネ。

彼らはクルミの実を咥えて10-20m位上昇してから、道路にクルミの実を落として割って食べているんです。
でもオニグルミやサワグルミなので殻が固くそう簡単には割れません。何回も落とすことになるのですが同じ場所ではなく少しずつ場所を移動しながら繰り返します。

どうしてだか分かりますか?

他のカラスに見つかると横取りされてしまうからです。

いい写真を撮ろうと思い車を止めて車から降り、カメラ片手に追跡開始。
カラスは空を自由に移動できますがこちらは地べたの限られた通路でしか移動できません。
そうこうしているうちに他のカラスがこれを目ざとく見つけバトルが始まってしまいました。
あちらこちらと走りまわされました。
正月3ヶ日ですから車や人通りも少ないもののカメラ片手に走り回っている姿を見て変な奴がいると思われたに違いありません。

カラスの文化文明?@新潟:カラスの空中投下

そしてやっと取れた写真がこんなもんです。

もう一つ彼らを観察していて気がついたことがあります。それはある程度車の通りがある道路を選んで落としているということです。
落とすだけではなかなか割れない実も車のタイヤに轢かれると簡単に割れるからです。でもひっきりなしに車が通る場所とそうでない場所もわきまえて実を落としているようです。せっかく割れた実を回収するにも車がひっきりなしだと取りにいけませんから。

このカラスたちの行動で悩まされている場所が近郊にあります。さてどこでしょう?

答えは新潟空港です。
晩秋の新潟空港の職員の人たちの朝一の仕事は滑走路にカラスたちが散らかしたクルミの実を一番機が到着するまでに片付ける事だそうです。そうしないと離発着する飛行機のタイヤがパンクしてしまうそうです。

ある人がクルミの実を知らなかったとします。これが食べられるものかどうか、どうやったら食べられるのか。興味を持たなければ、あるいは知恵なり継承される知識がなければ人間でも一生食べることなく終わってしまうかもしれません。
信濃川や阿賀野川の河口に住むカラスたちはクルミの実が食べられることやどうしたら食べることが出来るかという知恵や知識を継承してます。これはまさに文化とか文明というものですね。でも”カラスの文化、文明”ってなんか変な響きですね。

先日白鳥とカラスの話をしましたがカラスの方が知恵があり賢いですね。




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この記事へのコメント
こんにちわ!
烏はあの泣き声(カアー~カアー)からか?馬鹿な鳥の様に言われていますが、鳥の中で一番賢い鳥ですね。相互の情報交換もして可なりの物らしいですよ。夕方一つに集まって鳴いている光景を目にしますが、あれはお互い話して情報を交換してからねぐらに帰っていくそうです。簡単に泣き声も真似ますし、危険を感じたらすぐに他の烏に教えて避難しますよ。「烏合の衆」なんてとんでもない事ですね。
Posted by esu3go at 2007年01月23日 08:30
こんにちわ

カラスはほんとに賢いです。観察しているとあきませんが、なかなかのんびりとした行動パターンなので時間のあるときでないとダメですね。
Posted by 釣り親父 at 2007年01月23日 19:58
 
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    コメント(2)