先週23日は秋分の日でしたね。これからは日の入りも早くなり急に朝晩冷え込むようになりどんどん秋が深まってゆきますね。
花が咲いてから葉っぱが出る植物って聞かれて、皆さん何を思い浮かべますか?
樹の代表は日本の花、桜ですね。
草だと?、、、彼岸花ですかね。
アマリリスやヒアシンスも思い浮かびましたがどちらかというと葉っぱも一緒に生えてきますか。
ヒガンバナは分類学上 ユリ目ヒガンバナ科です。
ヒアシンスはユリ目、アマリリスはヒガンバナ科でいずれも似たような植物なんですね。
毎年お彼岸の頃に真っ赤な花が咲くので非常に目立ちます。
昨年もちょっとだけ紹介しました。
毎年土の中で日照時間や温度の変化を感じ取り、決まった時期に花を咲かせるのですから考え始めると不思議でなりません。
日本の彼岸花のほとんどは3倍体で花は咲けども結実しないので、そこかしこで見られる彼岸花は
ほとんどすべてが人の手で球根で移植されたものです。
ですのでこのことを知っていると、なんでこんな場所に植えたんだろうかといろいろ思いをめぐらせてしまいますね。
お墓の入り口や土手に植えられていることも多いです。
お墓に植えるのは、お彼岸などでお墓参りに出かけるときにお墓の場所がよく分かるように? あるいは供養の花として丁度タイミングよく咲くから植えたのでしょうか?
桂清水の水汲みや川上豆腐、大湊直売所などに出かけるときは阿賀野川の土手道を走りますが土手にも彼岸花が咲いていました。
土手に生える彼岸花と菅名岳
土手などに咲いている彼岸花、なんで土手に植えたんでしょうか?
実は彼岸花の球根からデンプンが取れるので飢饉に備えてその昔、田んぼの畦や土手に植えられたとのことのようです。
でも彼岸花は分類上ユリ目の植物です。
なので
ユリ根と同じように球根には毒になるようなアルカロイド成分も含まれており、水に何回もさらして毒抜きをしないと食べれないようです。
今時、メラミンだの事故米のカビ毒だの、微量でも検査法が進歩して検出可能になって騒がれています。(こちらは商売としてモラルや良識が問題ですが)
こちらも何回も水にさらしたところでよく調べれば微量な毒は検出されるんでしょうが、昔の人たちはそんなこと気にしないで食べるために知恵を振り絞って食べていたんですね。
もうすこし彼岸花について知りたい人は
こちらをどうぞ