御神楽岳登山の出かけに山をバックに
はさ掛けした稲の写真を紹介しました。
出かけに気が付いていたのですが、所々に刈る前の稲を束ねている光景が気になりました。
予定より早めに下山できたので帰り道、車から降りて写真を撮りました。
6株くらいづつ束ねられています。
普通は稲を刈ってから はさ掛け するのですが、、、
私が知らない乾燥方法??
ちょうど田んぼの持ち主のお爺さんが通りかかったので話を聞きました。
数日前から降った大雨で刈り取り前の稲が倒れてしまったそうです。
あまりにも湿ってベタッと倒れた状態ではコンバインで刈るにも大変で、実の乾燥も手間取るそうです。
そのために稲を刈る前にある程度乾燥させなければならない苦肉の策が、このように刈る前に束ねてある程度乾燥させ刈り取りやすくするための工夫だそうです。
刈り取り前の余計な一手間、ものすごく大変だとぼやいていました。
ご苦労様です。
はさ掛けされた稲ですが、ここまでにはいろんな苦労があるものですね。
でもこうやって乾燥させて出来たお米は美味しいのでしょうね。
そうそう、お爺ちゃんがぼやいていたことをもう一つお教えしましょう。
はさ木で自然乾燥させたり手間隙掛けて作る山間地で取れるお米は人気があって地方にたくさんのお客さんがいるそうです。
農協を通さずにかなりの量が流れて行くそうですが、今年は福島原発事故の影響で農協を通さないこのような裏ルートの米の注文がほとんどないとのこと。
正規ルートの農協に卸すしかなくなり、それではもうからないようで”商売あがったり”とぼやいていました。
つづく、、、