白隠:禅画の教え日めくりカレンダーと呂洞賓図の染め絵手ぬぐい

Zen

2018年01月15日 20:20

禅-心をかたちに-臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念 特別展 という展覧会の話をしましたが、今日話す二つのお土産については少し書面を割きたかったのでお付き合い下さい。


会場に入ってまず目に飛び込んできたのが、白隠 禅画の教え という日めくりカレンダーの表紙を飾る、禅僧であり画家であった白隠 慧鶴の晩年における最高傑作と言われる、半身達磨です。

実物は192.0×112.5cmの大きさ!
大迫力でしばし入り口で立ち止まって見入ってしまいました。

お土産に買った日めくりカレンダーの方は大きさは 18×25cm




ちょと高めの値段設定ではありますが、万年カレンダーとして使え、格式のあるオブジェにもなります。

一か月分:31枚での構成なので、毎月同じ日に同じ禅の教えを学ぶことになります。

31日のページ以外は、1年で12回拝むことができるので、果たして1年後には覚えているでしょうか?

たぶん無理?

書かれている賛は  直指人心、見性成仏(じきしにんしん、けんしょうじょうぶつ)
禅の心を端的に表したもので、人間の心の根源そのものをずばり指し示し、自己の心が仏性に他ならないと自覚して仏に成れ、、という意味だそうです。

悟りを開くのはたいそう大変なことのようです。

半身達磨についてはこちらを参考にどうぞ


こちらは会場で買ったもう一つのお土産

戦国時代に雪村という画家が書いた禅画 ”呂洞賓図” の染め絵手ぬぐいです。

この画に込められた、作者たる雪村周継の思いや表現に込められた思想を理解するには、こちらをどうぞ

呂洞賓は中国の八仙人の一人で実在の人物だそうです。本当?

そして、実は私と誕生日が一緒でした。

呂洞賓の詳しいことはこちらをどうぞ

ここに試された10の試練、、、俗人の私だったらすぐに脱落でした。
特に第五の試練は乗り越えられそうもありません!

この手拭いを額に入れて、以前紹介した伊藤若冲の雷神図と一緒に職場に飾ってあります。

ダレている時に、これらの額が目に入ると気が引き締まります。

ちなみにこの手拭は864円と良心的な値段、額は4倍以上しますが手拭いの方がありがたみを感じます。


あなたにおススメの記事
関連記事