菜の花畑:朧月夜:春の情景

Zen

2007年04月24日 08:20

先日 鳥屋野潟周辺をランニングしていて菜の花畑を見つけました。
新潟・花と緑の博覧会の旧会場でつい先日まで鉄板の壁で覆い隠されていて中が見えなかった敷地の一角が大きな菜の花ガーデンになっていました。


菜の花ガーデンからビッグスワンを望む

サクラが咲く頃に丁度満開でした。

菜の花の香りって独特ですが、思いっきり嗅いで来ました。やっぱり春の香りかな~

この土地、おそらく今年の秋の”食と花の世界フォーラム・新潟”の一環で何か別に利用されてしまうようで今年限り?のようです。

ただの荒地にしておくより粋なことはしてくれますが、毎年同じことを期待するのは無理なのでしょうかね。

こんな菜の花畑を見るとランニングしながら”朧月夜”を思い出してついつい口ずさんでしまいます。

菜の花畠に 入り日薄れ 見わたす山の端(は) 霞深し
春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて 匂い淡し

里わの火影(ほかげ)も 森の色も 田中の小路(こみち)を たどる人も
蛙(かわず)の鳴く音(ね)も 鐘の音も さながら霞(かす)める、朧月夜


改めて”朧月夜”って春の情景を歌った歌なんだと思うしだいです。

春霞がかかる夕暮れ時、次第に輝きを増しつつある朧月から発せられる波動が、菜の花畠や影絵になった山並みなど目に見える景色どころか、その情景の中に存在する人の生活感(民家の明りや家路を急ぐ人の姿など)、風や匂いや音までも霞めている春の風情が見事に伝わってきます。

同じ春でもサクラで浮かれている情景とはなんとなく対照的です。
自宅周辺でもあと1-2週間もすると田んぼの田起こしが始まり、水を張られた水田で蛙の大合唱が聞かれるようになります。

中島美嘉の曲で朧月夜 ~祈りっていい歌ですよ。
ヴァイオリニストの葉加瀬太郎とのコラボレーションで朧月夜をアレンジして歌い上げています。

youtube動画をBGMにどうぞ

ベストアルバム ”BEST”の中にも入っています。


皆さんも機会があったら聞いてみてください。


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