林道入り口からシジミ沢までの道は沢に近づいたり離れたりしなが沢沿いにあり、ぬかるみ多し。
注意して歩かないとアプローチシューズのアッパーのナイロン部分まで水に濡れて泥だらけになってしまいそうな場所もありました。
途中、ソウケエ新道との分岐点。
右に行くと沢を渡って尾根道になります。
さらに沢沿いの道を詰めてゆくと、、、
ここがシジミ沢への渡渉点
石の上を飛んで 濡れずに対岸に渡ることが出来ました。
下の方は水こそないものの、苔むしたゴロゴロした石が転がっています。
シジミ沢に入ってからはアプローチシューズは濡れている石の上は結構滑って危ない感じ。
フエルトシューズもしくはフェルトスパイクを持ってくればよかったと後悔。
しかし 前に進むしかありません。
目指すはあの岩峰です。
できるだけ草が付いてい右寄りるにルートを取りながら登ったが時々eTrex30を見ると本来のルートよりさらに右にずれた感じ。
高度感があり、滑ったら遭難、、、、
何とか稜線の登山道に出ました。
津川方面の山並み。
一番奥には飯豊連峰が見えます。
今回分かったことだがある程度乾いた岩場でもアプローチシューズだと時々すべることがあるので要注意!
御前ヶ遊窟へは大きな岩峰の際のスラブをトラバースして巻いてたどり着きましたがスラブが滑ってかなり危険でした。
滑り始めたら50-100mは滑落しそう、、、
これが御前ヶ遊窟。ちょっと窪んだ岩屋です。
所々に石が積まれていました。
丁度私が到着した頃、先に登っていた二人連れが上から降りてきました。
一人はタビ、もう一人は沢靴?を履いていたようでした。
やはりアプローチシューズでは少し無理があったか、、、、
時計を見ると12時前だし腹も減っておらず心細いのでそのまま下山することにしました。
登ってきたスラブ帯は急で下山する気にはなりません。
滑落すれば死んじゃいそうです。
そういうわけで尾根道のソウケエ新道を下りて下山しました。
途中鎖場が4-5カ所あったが2カ所は登るのも大変な感じ。
靴が滑って危ない。
それでも登ってきた、スラブ帯で滑落したらおそらく死んでしまうだろうという恐怖は、こちらにはなく多少安心して行動することが出来ました。
持ってきた合成皮革の手袋はご覧のようにボロボロになってしまいました。
ボロボロになった理由のほとんどは、登りの際の草付きや低灌木の枝、岩を掴んで登ったことによるものです。
(あまりこれらの写真だけでは臨場感が伝わりませんが、、、)
何とか登山口に戻ることが出来ました。
今回のトラックログ。
全行程9km 標高差 約200m
スラブ帯では崖のような場所にも出くわし、途中行き場を失いGPSに助けられました。
5-10mの精度で現在位置が分かることのありがたみを痛感し、買ってよかったと思った次第です。