ただ一人の加治川のサクラマス刺し網漁師@新潟
その後何回かサクラマス釣りに出かけましたがそう簡単に釣れるものではありませんね。
釣れない日の帰りにあちこち偵察がてらぶらぶら。
加治川漁協でただ一人という刺し網漁師の島津さんが刺し網の手入れをしていたので少し話をしました。
さお竹を上手に使って舟を操つり仕事をしていました。
刺し網は床止め堰堤下に10張りほど張られています。
それをかいくぐらないとサクラマスは上流に遡上できません。
8割がたは捕まってしまうのかと思っていましたが漁師さんに話を聞いたら、半分くらいは上に遡上しているのではないかと言ってました。
サクラマスの遡上が盛んになるのは川が増水した時ですが、実際のところ肝心な時合いには刺し網にごみが引っかかって網が流されたり、沈んでしまい用をなさないことが多いとぼやいてました。
また刺し網のごみを取るのも一苦労で一網の始末に何時間もかかるとのことです。
また水量によってサクラマスの通り道も変わるので網の位置を動かしたりとそれなりの苦労はあるようです。
釣り師からすると、網を張るだけで寝ていても簡単にたくさんのサクラマスが採れるのだとばかり思っていましたがそうではないようでした。
”隣の芝生は青く見える”ではないですが、それぞれに苦労はあるものですね。
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