皆さん、生物には外界刺激に対して本能的にとる行動パターンが認められます。
これ、”
生得的行動”って生物学的には言います。
魚は水の流れる方向に頭を向ける”
走流性”があることは釣りをする皆さんならご存知ですね。
小学生のころメダカか何かで実験したことありません?
先日、鳥屋野潟の脇を通った時白鳥が見えたのですが、あれって思いました。
この日はかなり強い西風が吹いてました。面白いことに皆、同じ方向を向いてます。
向こう側に、火力発電所の煙突の煙が真横にたなびいているのが見えますね。
こんな所で、
白鳥の走流性=走風性を発見しました。当たり前か、、、
でもなんか面白い光景でしょ。
ちなみに最近気が付いたのですが白鳥たちの朝のエサ場への出勤時間は天気の良し悪しでかなり違うようです。
鳥屋野潟の白鳥達は
近くの田んぼに落穂拾いに出かけます。
晴れている日と、雨やアラレが降るような日とどちらの方が早くエサ場へ向かうか判りますか?
人間だとさしずめ、天気の悪い日は気分が乗らず出かけたくないので遅くなるでしょうね。
白鳥達はどうかというと、天気の悪い日は私が出勤する時間には鳥屋野潟にはほとんどいなくなっています。
かえって天気のよい日は遅くまで鳥屋野潟の湖面でくつろいでいます。この日も11時頃でしたが居ました。
想像するに、天気の悪い日はエサを見つけにくかったりエサを取る効率が落ちることを経験的に学習しているんでしょう。
出来るだけ早くエサ場に行って、遅くまでエサを捜し求めています。
こちらは生物学的用語で”
獲得的行動”って言います。いわゆる学習効果ってやつですね。
捕食行動に関しては白鳥達も含め、おそらく自然界に生きる動物は全てこのような行動パターンをとる様に思いますがいかがなものでしょうか。
人間的発想だと自然界では食いっぱぐれて生きてゆけませんね。